【パソコン講座テキスト08】 文字の変換について
それではMyEDITを使って文字の変換を練習してみましょう。
まず、初期設定の全角ひらがなローマ字変換モードの状態(MyEdit)で入力を始めます。
文字は入力時点ではアンダーラインのついた黄色い未確定文字になっていて、
この時点ではいろいろな変換が可能です。
これをEnterスルト白い確定文字になって、変換キーを押しても変化は起こりません。
■ ひらがな、カタカナ、ローマ字の打ち方
・F6:ひらがな
・F7:全角カタカナ
・F8: 半角カタカナ
・F9:全角ローマ字
・F10:半角ローマ字
の使い方
@ まず あいうえお と打ってそのままEnterします。
これは あいうえお がすべてひらがなになります。
A あいうえお と打ってF7キーを押すと アイウエオ とすべて全角のカタカナになります。
B あいうえお と打って F8キーを押すと アイウエオ とすべて半角カタカナになります。
C F9の使い方
キャプスロックオフ(最初の状態)の場合
あいうえお と打って F9を1回押すと aiueo とすべて全角ローマ字小文字になります。
・f9を2回押すと AIUEO と全て全角ローマ字の大文字になります。
・F9を3回押すと Aiueo と全角で先頭文字が大文字で後は全て小文字になります。
これからもう一度F9を押してゆくと同じ繰り返しになります。
これをトグルと言います。
※ Shiftを押しながらキャプスロックキーを押し キャプスロックの状態にすると、1回目が全て大文字で、2回目がすべて小文字になります。
3回目は同じで先頭が大文字で後は小文字です。
D F10の使い方
ローマ字がすべて半角でF9と操作は同じです。
E 文字を入力し、F5からF10を押した状態で、F6を押すとすべてひらがなに戻ります。
F6は2回押すと最初の文字がカタカナに変わり、
あいうえおは5文字ですので、5回押すと4文字目までがカタカナに変わり6回押すとまた5文字全部がひらがなになります。
ですから全部カタカナにしたい場合はF7を押せばよいです。
■漢字変換
それでは、次に文字の漢字変換を行ってみましょう。
今回は恋愛の恋を打って、変換をかけてみます。
まず、「K O I」と打ってスペースを押し、漢字候補を出してみます。
故意(故郷の故、意見するの意)と出ますが、もう一度スペースを押すと恋(恋しいの恋)と出ます。
ここで下矢印かスペースを押して行くと、濃い、鯉、来い、乞い、請い、こいといくつかの候補が出てきます。
希望する候補の所でEnterすると、「恋」が確定されます。
enterする前未確定の時点では上下矢印キーで候補を変えて選択できます。
この時は左右矢印は使えません。
もし、れんあいと打とうとしてれんああいと打ってしまった単語の場合は左矢印で「あ」の位置
に移動しデリートキーで「あ」を削除した状態でスペースキーを押すと恋愛と変換がかかります。
この様に変換前でしたら左右矢印キーでカーソルを修正したい文字に移動し削除、追加を行い修正してからスペースキーで変換候補が出せます。
入力した確定前のすべての文字を消したい場合はエスケープキーを押すと「クリア」と聞こえ入力した文字が全部消えます。
文章を打つ時は全部打ち込んでから変換掛けるのではなく、
単語単位または単語と助詞を入れた状態でスペースキーを押してEnterで文字を確定してから次の文字の入力を始めると良いです。
このスペースを押した時漢字候補が正しい時はEnterしないでそのまま次の文字を打てば先ほど出した漢字候補はenterしなくても確定されます。
■キーの説明
●スペースキーとは?
space スペースキーでは、
漢字変換だけでなく、
カタカナ変換もできます。
未確定の時はスペースで漢字変換になりますが、確定後はそのままスペースの空白が入力されます。
● エンターとは?
文字を確定します。
● 文字を削除するには
カーソルの左と右では、削除の方法が違います。
・カーソルの左を削除するにはバックスペース。
・カーソルの右を削除するのは デリートです。
文字を入力していて直前の文字を削除したい場合はバックスペースを押せばOKです。
● エスケープ
これは日本語で逃げると言う意味で、
まさにその通りで、操作がおかしくなった時に「困ったときはエスケープ」
文字入力中おかしな文字を入力してしまったときはエスケープで入力文字を取り消します。
● キャプスロック
最初は全角ひらがなローマ字変換モードになっていますが、このキャプスロックキーを押すと全角英数ローマ字モード変換に変わります。
また、Shiftキーを押しながらキャプスロックキーを押すとキャプスオフとキャプスオフの切り替えができます。
キャプスオフの場合はローマ字を打つと小文字のローマ字が打てますが、キャプスロックの場合は大文字になります。
キャプスオフの時、大文字を打つにはShiftキーを押しながら打ちます。
逆にキャプスロックの時は、Shiftを押しながら打つと小文字になります。
■備考1 pc−tALKERの辞書機能
PC−Talkerには辞書機能がついています。
変換候補が正しいかどうかわからない場合は、
CTRL プラス ALT を押しながらhキーを押すと候補のすべての意味を表示してくれます。
また、CTRL プラス Altを押しながらjキーを押すと現在当たっている単語だけの意味を表示します。
■備考2 記号の入力
キーボードの全角/半角キーの右からバックスペースキーまでの、
Shiftを押しながら 1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 − ^ ¥を押してみます。
※注意 この下はCTRL プラス Altを押しながら;(セミコロン)で記号を読む、
CTRL プラス Altを押しながら uキーまたはf5キーで括弧を読む、句点を読むにしておいてください。
1 !
2 ”
3 #
4 $
5 %
6 &
7 ’
8 (
9 )
0 何もなし
− =
^ 〜
¥ |
になります。
また、フルキーのキーで、
; +
: *
/ ?
¥(右Shiftキーの左) _
、(読点) <
。(句点) >
「(鍵) {
」(鍵とジ } )
となります。
■備考3 入力モードの切り替え
@ 全角ひらがなローマ字変換モードの時、キャプスロックキーを押すと全角英数ローマ字変換になり、
ローマ字入力をすると、ひらがなではなくそのままローマ字になります。
間違って全角ひらがなローマ字変換の時キャプすロックキーを押してしまう炉突然ひらがなではN無くローマ字になってしまうので、その時は焦らず、キャプスロックキーを押して全角ひらがなローマ字変換にしてから打ってください。
A それと、ローマ字入力がカナ入力になってしまったときは、
Altキーを押しながらスペースの2つ右のひらがな/カタカナキーを押すとローマ字変換に戻ります。
B 全角ひらがなローマ字変換の時、スペースの左の無変換キーを押すと、
全角カタカナローマ字変換になり、
もう一度押すと半角カタカナローマ字変換になります。
これもトグルです。
また、全角ひらがなローマ字変換の時、Shift を押しながら 無変換キーを押して行くと、全角英数ローマ字変換,半角英数ローマ字変換とかわってゆきます。
半角英数ローマ字変換になってしまった時は、全角/半角キーを押し、日本語変換にしてから、キャプスロックキーを2回押して全角ひらがなローマ字変換にします。
■備考4 全角と半角とは?
アルファベットや数字には、全角と半角という2種類の文字があります。
よく勘違いするのはローマ字の大文字と小文字ですがこれは全角と半角とは違います。
全角とは、ひらがなや漢字などの日本語の文字と同じ幅で、幅の広い文字です。
半角とは、全角の半分の幅の英文やメールアドレスなどを書く際に使用される文字で、幅の狭い文字です。
半角の文字は変換 停止モードで入力でき、変換する必要は有りません。
全角の文字は、日本語入力モードで入力し変換しますが、日本語入力モードで入力しても、変換候補の中には全角と半角の両方がありますので、表示された候補の中から幅の広い文字のものをお選びください。
ローマ字と英数字と記号は半角と全角が有りますが、漢字とひらがなは全角文字だけです。
ちなみに、半角文字は8ビット(1バイト)で全角は2バイトです。
ビットとは、コンピュータが処理する最小の単位のことで、
ビットは、2進数の0と1に対応しています。
この0と1の8個の組み合わせで半角の0から1とローマ字と記号や半角カタカナなどが表現されます。
漢字やひらがなはこれを2つ使って表現されています。
少し難しかったかもしれませんね。
それでは、以上で、変換の説明を終わります。